おからって体に良いイメージだけど体に良い理由って何?
おからは、食物繊維をはじめ、栄養素が豊富に含まれているので体によいと言われています。
しかし食べすぎると便がゆるくなることがあるので食べる量に気を付けましょう。
『卯の花』『おからクッキー』など、たまに目にすることがある『おから』ですが、健康的なイメージをもっている人も多いのではないでしょうか。
では『なぜおからが体に良いのでしょうか?』
私自身『体に良さそうだし、おからナゲットを作ってみよう!』と先日思い立ったのですが…。
一体どこで売っているの?そもそもおからって何で健康に良いの?と疑問が湧きました。
今回の記事は【①おからの栄養素について】【②おからのメリット】【③おからのデメリット】【④おからが合う人】を分かりやすく説明しています。
記事の後半には実際におからを購入し『おからナゲット』を作って食べてみた結果も載せています。
おから初心者の人、健康を意識したおやつが食べたい人、便秘ぎみの人、ダイエットしたい人、病気を予防したい人は是非最後まで読んでみて下さい。
『おから』は大豆をこした後のしぼりカス
おからは、大豆からできています。
大豆に水分を加えてすり潰して煮る→こす→豆乳とおからの完成です。
おからは、大豆をこした後のしぼりカスなのです。
しぼりカスとはいえ、食物繊維が豊富!食物繊維トップクラスのゴボウの約2倍もあるのでそう。
おからに含まれる食物繊維は、不溶性なので胃や小腸で消化されず大腸まで運ばれ大腸を刺激。
便秘の予防効果があります。その他、たんぱく質やビタミン、ミネラルも豊富です。
下の表は、おから・木綿豆腐・絹ごし豆腐の栄養価を比較したものです。
たんぱく質が豊富に含まれていることからも、大豆は『畑の肉』と言われてているのが納得です。
エネルギー(kcal) | 食物繊維(g) | たんぱく質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | |
おから(生) | 88 | 11.5 | 6.1 | 3.6 | 13.8 |
木綿豆腐 | 73 | 0.4 | 7.0 | 4.9 | 1.5 |
絹ごし豆腐 | 56 | 0.3 | 5.3 | 3.5 | 2.0 |
100gあたりの量 |
ちなみに、豆乳ににがりを加えると豆腐ができます。
おから「メリットと効果」
『食物繊維』
お腹の調子を整える・糖質の吸収を抑える
おからに多く含まれている食物繊維は大腸で働き、お腹の調子を整える効果が。
更に、糖質の吸収もゆるやかになるためダイエットにも向いています。
『たんぱく質』
体と心をつくり免疫力が高まる
おからは大豆からできています。この大豆は『畑の肉』と言われている程たんぱく質が豊富です。
たんぱく質は筋肉や臓器などをつくり、免疫力を高める効果も。
また、神経伝達物質がつくられるために必要な栄養素でもあるので、こころの安定にもつながりますね。
『ビタミン類』
エネルギー代謝や神経機能に働く
おからにはビタミン類も豊富に含まれています。
ビタミン類(特にB2、B6)はエネルギー代謝や神経機能を調節してくれます。
『ミネラル類』
丈夫な骨や歯を作る
おからには、ミネラル類(鉄、マグネシウム、リン、ミネラル)が含まれています。
ミネラル類は、骨や歯を丈夫にしてくれる働きがあるのだそう。
『大豆イソフラボン』
更年期障害や前立腺ガンの予防に
おからの元になっている大豆は、大豆イソフラボンを含んでいます。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンの構造によく似ていて、更年期障害の症状緩和にも良いといわれています。
また、多くの研究でイソフラボンは前立腺ガンの予防的にはたらくことが報告されているようです。
『サポニン』
中性脂肪を減らし、動脈硬化の予防に
おからの元になっている大豆には、サポニンという物質が含まれています。
サポニンは脂肪の燃焼を促すアディポネクチンの分泌を促進します。つまり、ダイエットに良いということ!
悪玉コレステロールの酸化を抑える働きもあるため、動脈硬化の予防にもなります。
『レシチン』
記憶力・肝機能を高める!病気の予防、美肌効果も
おからの元になっている大豆には、レシチンという物質も含まれています。
レシチンは、脂質の一種で、脳や神経組織に多く含まれ記憶、睡眠、脂質代謝に関わっています。
記憶力を高める効果、認知症予防や動脈硬化の予防、肝機能を高める効果、美肌効果も期待できます。
おから「デメリットと対策」
おからは多くの食物繊維を含んでいます。
整腸作用がある一方、食べすぎるとお腹が痛くなったり便がゆるくなったりする場合も。
生のおからは、1日30~40gを目安に食べると良いですよ。
おからが合う人はこんな人
なんといっても『おから』は食物繊維が豊富です。
まずは、便秘気味の人におすすめしたいです!
私はおからナゲットを食べたら便が少し緩くなりました。
もともと胃腸が弱い人は量に注意しましょう。
おからは豆腐と同じく低カロリー高タンパク質。
大豆に含まれるサポニンは、中性脂肪を下げる効果もあり、ダイエットに向いてます。
大豆は女性ホルモンの構造に似ている大豆イソフラボンを含んでいるから、更年期障害の方や前立腺ガン予防がしたい人にもおすすめ。
その他、記憶力アップさせたい人、動脈硬化や認知症、肝臓の病気などを予防したい人、美肌を手に入れたい人にもおからが合っていると言えます。
『おから』は豆腐屋やスーパーの豆腐売り場でゲット!
ここまで読んで下さってありがとうございます。
なんだかおからが食べたくなってきませんか?
おからは、スーパーの豆腐売り場に売っています。
上の方にあるので見てみて下さいね。
商品数は豆腐に比べるとかなり少ないです。やはり需要は豆腐のほうが多いようですね。
近所にお豆腐屋さんがある人はお豆腐屋さんでも置いている場合がありますよ。
1日の摂取量
生のおからで1日30~40gが目安です。
摂りすぎると腹痛、便がゆるくなってしまうので注意が必要。
使い方は、おからの種類や用途によって違います。
生おから以外にも『長持ちタイプのおから』や『乾燥おから』があります。
『生のおから』 消費期限が1日ほど。そのままでも食べることが可能です。ポテトサラダ風にしてもおいしそうです。 生おからは水分量が多く傷みやすいので、生で食べる場合は買ってきたその日のうちに食べるのが良いとされています。 |
『長持ちタイプのおから』 消費期限が3~5日ほど。加熱して食べるように表記されているものが多いので、商品を確認して使用しましょう。 |
『おからパウダー』 保存期間が半年以上。 豆乳や水でもどして生おからとして使うことができます。飲みものなど、水に溶かすことができるタイプのものも。 スープに入れて栄養価をプラスするのも良いですね。 |
生おからをパンケーキにも使ってみました。
とても美味しかったです♪
おからナゲットのレシピと感想
栄養士の友人から教わったレシピで『おからチキンナゲット』を作ってみました。
友人、教えてくれてありがとう♪
おからチキンナゲット 15個分
鶏ひき肉…175g
おから…75g
玉ねぎ…50g
にんにく…0.5g
しょうが…0.5g
★食塩…1.5g
★こしょう…少々
★水…35g
★片栗粉…30g
油…適量
ケチャップ…20g
※タネがパサつくようなら、水加減を調節する
※手の親指くらいの長さ、形は楕円形、厚さ1センチ
休日のおやつに最適!
健康的で美味しい!腸の働きもいつもより良好になった気が。
罪悪感もなく、満足感たっぷりのおやつタイムになりました。
まとめ
おからは、大豆からできている食べ物です。
食物繊維・たんぱく質・ビタミン類・ミネラル類・大豆イソフラボン・サポニン・レシチンなど栄養素が豊富に含まれています。
おからは、『便秘予防』『糖質の吸収を抑える』『身体づくり』『免疫力アップ』『エネルギー代謝』『神経系機能』『丈夫な骨や歯をつくる』『更年期障害』『前立腺ガン予防』『脳の機能を高める』『肝機能を高める』などに効果があると言われています。
食べる量の目安は1日30~40g。
便秘ぎみな人、ダイエットをしたい人、記憶力アップさせたい人、動脈硬化や認知症、肝臓の病気などを予防したい人、美肌を手に入れたい人は是非おからを日常に取り入れてみて下さいね。
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